晩酌相撲ブログ

giveができない若者たち

2021/08/08
 
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塾ってホントに必要?そんな問いをずーっと自分に投げかけてました。塾の社員として14年。全国1位の売上を達成。塾選びについて"どストレート"に語っていきます!

職業柄

 

様々な若者に接してきました。

 

常々感じていたのは

 

giveできる人が少ないなー

 

っていうことです。

 

そうです。

 

takeばかりしてしまうのです。

 

実例を交えながら

 

その弊害や対策について

述べていきたいと思います。

 

 

志望動機欄に「自分の成長のため」と書く人

講師へ応募してくる大学生の志望動機欄

書いてある内容ダントツ第一位は

自分が成長できる職場だと思ったから

です。

 

 

少し違った言い方では

将来学校の先生になりたいので、

そのために必要な能力を身に着けたいから

というように書いてくる人もいます。

 

これを見て

「いや、別にイイんじゃね?」

と思った方はぜひこの記事を最後まで読むことを

強烈におススメします。

 

授業後にダラダラと後処理をして社員を遅くまで残す人

 

いざ職場で働きだして

慣れてくると

だんだんと自分のやりやすいように仕事をこなすようになりますよね。

 

大学生講師の中には

 

なんでこんなに遅いんだ!

 

というくらいダラダラと後処理をして

社員を困らせる人もいます。

(社員はバイトが全員退勤しないと帰れない)

 

おそらく

大学生講師の中では

「こんなに遅くまで残って後処理をする俺、かっこいい」

みたいな発想になっているのではないでしょうか。

 

もっと突っ込んでみると

「遅くまで残るほどこの会社に貢献しているんだぞ!だから褒めろ」

というような感覚が根底にあるのでしょう。

 

遅く残る=一所懸命=貢献

 

という謎の等式が成り立っているのです。

 

ここに「結果」という二文字は一切出てきません

 

社会に出ると基本的にギブアンドテイク

 

就職して社会に出ると

すべての人間関係は「ギブアンドテイク」が主軸となります

 

純粋なギブばかりしてくれるのはせいぜい家族くらいでしょう。

 

giveのできない人は

例えば、就職してから仕事がうまくいかず

先輩に相談するとき

「相談に乗ってもらえませんか?」

ノーおみやげでお願いしてしまいます。

 

でも

世の中はギブアンドテイクと知っている人は

「今日、相談に乗ってほしいんですけど…

晩飯おごりますから!」

 

と必ず対価となるgiveを提示します。

 

giveのできない人は

先輩の、年単位で培ったノウハウを

タダで聞くことに全く抵抗を感じません。

 

人間

対価があればこそ、有益なアドバイスをくれるのです。

通常、先輩に飯をおごると

支払った価格以上のものが返ってくるものです。

 

 

しかし

学生時代までは

多くの学校の先生が純粋なgiveをくれる存在でした。

 

そのクセがいつまでも抜けないのです。

いや

抜けないのが普通なのかもしれません。

 

例えば

 

会社で営業成績が出せない社員がいて

「僕はこんなに頑張っています!」

と声高に叫んだところで誰も何も評価してくれません。

 

誰にもgiveをしていないからです。

 

自分が頑張った。

前の自分より成長できた。

 

こういったことだけでは

社会人として評価されることはありません。

 

自分が成長したのであれば、

その客観的な結果が欲しい。

いうなれば

会社に数字で貢献してほしい。

 

いや、むしろ

あなたの成長がなくてもいい。

成長しなくてもいいから

結果だけ出してほしい。

 

極論を言えばそうなると思います。

社会とはそういうところなのです。

 

 

志望動機欄に「自分の成長のため」

と書く人は

自分の頑張り自体に価値があると思い込んでしまっています

 

結果が出なくとも、

たくさんの努力を重ねてその姿を親や先生に見せてさえいれば

叱られることはなく、むしろ好評価の対象となる。

 

そういった世界に染まり切ってしまうと

社会に放り出された途端

急激に生きづらくなってしまいます

 

もしかすると

学校の先生の世界は

「努力(早朝出勤や長時間残業など)さえしておけば結果出ずとも評価される」

という世界なのかもしれません。

 

 

どうすればよいか?

 

自分の努力や成長

それ自体は

他人には全く関係のないことであり

誰も興味を持つことはない

 

ただ

その成長を通じ

結果を出した時には

評価の対象となる

 

このことを子供のうちから

なんとなく理解できるように

導いていく親の指導が不可欠です。

 

誰かにお願いをするときは

giveを必ず提示すること。

 

志望動機欄に書くのであれば

「自分のこれまで培った能力が

御社にこんな風に役立つと思い、志望しました。」

 

将来起こるであろう自分からのgiveをプレゼンするのです。

 

そうすれば

採用というtakeを得やすくなることでしょう。

 

まとめ

 

正直言って

学校組織に染まり切っている人たちには

酷な記事となってしまったかもしれません。

 

ただ

めちゃくちゃ大切なことだと思います。

 

今、この瞬間から

「自分の成長は他社へのgiveを生み出すためのもの」

であることを頭の片隅に入れ

 

日々精進していきましょう!

 

 

ではまた次回!

 

 

 

 

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