晩酌相撲ブログ

大規模個別指導塾は生徒の成績を把握できない!??

 
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塾ってホントに必要?そんな問いをずーっと自分に投げかけてました。塾の社員として14年。全国1位の売上を達成。塾選びについて"どストレート"に語っていきます!

こんにちは。

晩酌相撲です。
大手大規模個別指導塾のマネージャーとして10年以上やってきました。

そんな私が本日お伝えしたいことは

大規模個別指導塾は生徒の成績を把握できない!??

ということについてです。

先日私は、こんなツイートをしました。

では解説します!!

 

大規模個別指導塾は生徒数が多い

当たり前のことですが、大規模個別指導塾は通う生徒の人数が多いです。

一つの校舎に200人以上が通うところもあります。

 

さらに、生徒の学部(小・中・高)や学年もバラバラ。

毎日出社する社員でも油断すると生徒の顔と名前が一致しなくなります。

 

私の感覚では、

一人の社員がしっかりと見られる生徒人数は

50~60名が限界と考えます。

 

大規模個別指導塾は社員が少ない

意外かもしれませんが、

200人以上の生徒が通う教室でも、社員は多くても3人、普通は2人ほど。

時期によっては1人ということもあります。

 

そうです。

そのほかの大多数の従業員が非正規雇用なのです。

 

大規模個別指導塾は講師が全員アルバイト

大手の個別指導塾で、講師が社員ということはあり得ません。

(たまに急激な人手不足で臨時に入ることもないとは言えませんが…)

 

全員が非正規の雇用形態です。

分かりやすく言えば

アルバイト

です。

 

このことは意外と知られていないので

ぜひ覚えておいていただければと思います。

 

大規模個別指導塾は講師の管理があまりなっていない

例えば、私が以前所属した教室は生徒数がMax250人、

そして

講師数は70人

という巨大教室でした。

 

これだけ人数がいると、

生徒はともかく

講師の統率を取ることはできません。

 

一例を挙げると

全従業員を集めて会議や研修をするということも不可能となります。

なぜなら、

講師の大半は大学生であり

それぞれが学業や部活動・サークルの日程が異なり、

全員の日程を合わせることができないから

です。

 

まあ

表向きはこうなのですが、

実際は

「会議・研修なんかダルくて行ってられねー」

という大学生が一定数いるということなんですけどね…。

 

大規模個別指導塾は慢性的な人手不足です。

人数が足りないのではなく、

ピンポイントでの曜日・時間帯に人が集まらなくなります。

 

個別指導塾では

講師が集まらない箇所=生徒の受講が確定している箇所

です。

 

一か所でも講師が足りないところがあると

授業が成立しない=生徒だけわざわざ塾に来て待ちぼうけ

ということになるため、

なんとしても講師を集めなければなりません。

 

だから

適性は低くとも、時間に融通の利く

一定の能力水準以下の人材も採用してしまうことになります。

 

大規模個別指導塾は生徒のことを知らない(人数多すぎて)

大規模個別指導塾では生徒のことを知ることが難しいです。

例えば教室長が

「中3のA君の今の成績はどうなってる?」

と担当講師に聞いても

「分かりません」

と平気で返答されます。

 

そうなんです。

アルバイト講師の仕事はただ単に

「授業をすること」

となってしまっているために生徒の現状把握をするという発想になりません。

 

いくら

「生徒の成績(学校テスト)を回収せよ」

と指示を出したところで

いざ授業となると講師が忘れたり、

また

生徒がいつまでもテスト答案を持参しなかったりで

うやむやとなってしまいます。

 

そんな状態で

定期的に保護者面談が開かれます。

 

そうなんです。

目の前の教室長は

あなたのお子さんの成績を知らずに

面談をしている可能性があります。

 

これは本当に恐ろしいことです。

世間話や一般論を聞きに面談しに行っているのではありません。

でも

大規模個別指導塾は

こういったことが往々にしてあります。

 

大規模個別指導塾は街中を歩いているのといっしょ

このように、大規模個別指導塾の中は、

街中を歩いているのといっしょ

と考えてもいいかもしれません。

 

生徒も講師も教室長も

皆 街中を歩く人々です。

それぞれがお互いの面識がない。

知らない。

 

こんな世界なのです。

まとめ

以上の事から私が結論付けると…

 

悪いことは言いません。

大規模個別指導塾には入らない方がいいです。

 

ただ

まれに良い講師と出会えることがあります。

それも運しだいです。

 

そんな博打に月々2万円も3万円も払うのは馬鹿らしい。

 

そう思います。

 

一方、

大規模個別指導塾と同じ企業でも

小規模の支店(教室)があったら、

その方がいいと思います。

 

前述のとおり、

生徒数が50~60人までなら

教室長も個人個人の成績を把握しやすいです。

 

※私は小規模教室担当時は40名の生徒を抱えていましたが、

個人個人の成績を覚え、さらには生徒各自どんな問題集を使い、

どこを進めているのかを完全に把握していました。

ただ、これを当たり前と捉えてはいけません…

 

以上、

ちょっと大規模個別指導塾をマイナスに捉えすぎかもしれない表現でしたが、

ウソ偽り過大表現のない真実です。

 

ぜひとも皆さんの塾選びの参考になれば嬉しいです。

 

お読みいただきありがとうございました。

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