【ハンディング】学習塾を開業する時に絶対にやるべき広報手段は!【コスパ最高!】
大手学習塾で12年ほど教室運営をしています。
大手なので様々な広報手段を使えますが、
一番費用が安くて顧客からの反応率が高いのはズバリ!
「ハンディング(校門前配布)」
です。
手持ち資金の心配から、
広報費用の削減→新規顧客の減少
と、
負のスパイラルに陥る塾も少なくありません。
ハンディングは個人塾経営されている方でも費用的に無理なく実施でき、かつ反応が生まれやすい宣伝方法です。
この記事を読み終える頃には、
あなたはハンディングをしたくなる衝動に駆られることでしょう(?)。
以下、ハンディング実施のメリットとデメリットを記します。
貴塾広報のご参考になれば幸いです。
ハンディングとは
自社PRグッズを、学校付近などで登校してくる児童・生徒さん達に配布することです。
ハンディングのメリット
・費用が安い
必要な費用:チラシ代、グッズ(ポケットティッシュとか文房具とか)代、人件費(アルバイト雇う場合)。
上記大体の合計金額で、アルバイトを雇うと1回4,000円くらい、自分でやると2,500円くらいでハンディングを実施できます。
※私の塾では一回1,500円でお願いしています(実働30~40分)。
一回に配布できる部数は200部から400部くらいでしょうか。学校規模によっても違ってくると思います。
これは実際にやってみて統計を取った方がいいかもしれません。
チラシ印刷は外注してもいいですし(例えばA4だとコチラ)、
そうすると8,000部(20回分)刷って1枚3円強。
もちろん、自分で印刷してもいいと思います。
一方、新聞などチラシを折り込むと一度に10万円単位で広告費がかかります。
(しかも対象学年の子供がいない家庭にも届くなど無駄がある)
・直接子どもに届く
一般的なハンディングと違い、基本的にその学校の生徒しか通りませんので、渡す相手を判断する必要がありません。
・自分の顔を売れる
子供たちに顔を覚えてもらえます。塾は、一般の方からすると意外と閉鎖性を感じる施設です。こういう人物が塾にいるのか、と地域の方々に安心してもらうことも大切です。
・レスポンス率が高い
他の広報手段よりもレスポンス率が高いです。やはり直接手渡しされたという安心感からくるのでしょうか。
・その学校に通う人の特徴が分かる
朝練で登校が早い生徒が多いのか、時間ギリギリに来る生徒が多いか、など自分の肌で学校の特徴を感じることができます。
※ただ考えなしに配るだけ、だともったいないですね!
ハンディングのデメリット
・リーチ数の少なさ
一度に数百部しか配布できないというのはデメリットと言えるかもしれません。
・早起きしなければならない
頑張りましょう!
・中止を求められることもある
学校の先生だったり、地域の方々だったり、警察の方だったり。
ハンディングやめるように言われたら指示に従い、すぐに撤収しましょう。
粘る必要は全くありません。
・やりたがらない人も結構いる
「子どもに媚びを売りたくないのでハンディングなどやらない!」
という塾経営者もいます。
もちろん、集客に困っていなければやる必要は全くありません!
ただ、もしも集客に困っているのならば
無駄なプライドは捨て、貴塾の理念実現のために必要かどうかで判断された方がよいと思います。
ちなみに、集団指導に係わる方がハンディング実施を嫌がる傾向にあると感じるのは偏見でしょうか・・・・・。
受け取り率の高い配布物は?
ポケットティッシュ一択です!
・ポケティは受け取ってもらえる
なんだかんだで一番受け取ってくれます。
文房具などを透明封筒にチラシと一緒に封入して渡す手段もあります。
確かに、チラシを極力折らずに渡せるので塾側の都合を考えるといいのかもしれませんが、なんせ、まずは受け取ってもらえなければ全く意味がありません。
今日び文房具不足に悩んでいる子供はいません。
自社ブランド入りの文房具を作成している企業もありますが、こと個人塾レベルの規模で言えばこだわらなくてもよいと思います。
ブランドイメージよりも指導力で、その口コミで勝負していった方がよいです。
大手と、大手の論理で勝負する必要はありません。
個人塾は個人塾の強み、ざっくり言えばフットワークの軽さで勝負するのです!
・なぜ受け取ってくれるのか?
ポケットティッシュ不足に困る生徒は多いです。なぜか常に持ち歩く習慣を身に着けている生徒は意外と少ないです。
また、自分で持っていたとしても、予備として欲しがる人も多いです。
朝、寒い時期に外を歩いていると鼻水が出たりして、ティッシュが恋しくなるものです。
忘れたりする場合も多いです。
また、ポケットティッシュにはそのサイズに折られたチラシが入っているのですが、そのチラシがいらなければ「抜き取る」というワンアクションで廃棄可能です。
一方、透明封筒に入ったグッズは、まず透明封筒を開けなければなりません。
ご存じかもしれませんが、この透明封筒の封がなかなかスムーズに開いてくれません。粘着力が封筒自体の物理的耐久力に追いついておらず、ビリって破れたりする・・・・・。
人によってはそのままゴミ箱にイン!かもしれません。
ハンディング実施にあたっての注意点
・何よりも子どもたちの安全第一
交通量の多いところでは実施しないことが大切です。
多少人通りが少なくなっても、車や自転車が少ない安全な場所で実施しましょう。
万一、事故が起こったら取り返しがつきません。
・私有地には入らない
夢中になるとやってしまいがちです。気づくとよそのお宅の駐車スペースに入り込んじゃっていた、など、地域住民に迷惑をかけてはなりません。
こちらに不信感を持たれると、かなり根強くネガティブな感情がその地域に残ってしまうと考えましょう。
・校門真ん前に行かない
多分学校の先生から「お宅どちら?」と言われ、ハンディングどころではなくなるかと。
・学校側と争わない
校門の真ん前ではなくとも、学校側からハンディングをやめるように言われることもあります。
その場合はおとなしく終了しましょう。
また、その場では何も指示がなくとも
後日、貴塾のチラシを確認した教頭先生から連絡入る場合があります。指示に従いましょう。
・事前に学校に連絡を入れない方がよいかと(完全に私見ですが・・・・・)
事前に学校に連絡をいれてしまうと、高確率で「実施しないでください」と言われます。
学校側からすれば一民間塾のハンディングなど様々な観点から、百害あって一利なしですので。
・不安であれば、事前に道路使用許可を警察から取る
→正直、私は一度も取ったことはありませんが、心配な場合は取った方がよいでしょう。
まとめ
ハンディングは少額の費用で、ターゲット層だけにダイレクトにリーチできる広報手段です。
実施時の安全管理など、児童・生徒や学校に迷惑をかけないように自制しながら実施をすれば
強力な広告効果を生み出します。
レスポンス率は0.5~数%と非常に高いです。
受け取ってもらえるグッズ、すなわちポケットティッシュを使い、
どんどん自塾をPRしていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。