担当の美容師さんが独立したときあるあるを体感した人がことのほか多い
SNSのThreads(スレッズ)にて
「担当の美容師さんが独立することになり客としてその店に行くと自分をないがしろにされた」
という投稿がありました。
これに対し多くのコメントが寄せられ、どうやら担当の美容師さんが独立してその店に行ったときあるあるのようです。
なぜこんなことが起こってしまうのかをそうぞうしてみましたのでお付き合いくださいませ。
結論から言えば、美容師という職業は「自分のウデ」を過信しやすいのではないかと私は考えます。
例えば、保険会社の営業マンが独立して「保険代理店を立ち上げた」となってそこの顧客になったとしてもないがしろにされることはあまりないのではないでしょうか?独立するほど能力のある営業マンですから、個人客でも大切にしてその積み重ねが店を繁栄させることを体感しているのではないかと思います。
一方、美容師という職業は自分の施術の技術が重要な要素を占めており、大げさに言えば「どんなにぞんざいに客を扱ってもこのウデがあれば客はひれ伏すはずだ」と思いやすいのではないでしょうか?
美容師も、独立するということは能力があるのですから、自分のウデに自信を持つことは必要だと思います。
しかし、施術技術と集客力は全く同じではありません。また、その美容室のハード、つまり店舗のつくりやコンセプトも異なるでしょう。
そういった様々な要素が重なり、客は美容室を支持します。
自分の施術技術のみを過信し、客にテキトーに接する美容師の心情としては
「俺についてきた客だから俺のウデに惚れているに違いない。だからこういった客には手を抜いて新規顧客をゲットするために労力を割こう」
というものになるのでしょう。
Threadsを見るとこういったことが私の想像以上に多数起こっていることに私は驚きを禁じえません。
まさに「独立美容師についていった時の対応あるある」なのです!
自分で集客をしたことがある方ならお感じの事かもしれませんが、お客様を一人獲得するにはものすごい時間と労力を使うことになります。特に独立初期などはそういう傾向が強いでしょう。
自分で事業を営まなくとも、集客がついて回る仕事は多いものです。
これだけ宣伝しても客ゼロかよ…。
私もこういった経験があります。痛い経験です。
そんな思いを一度でもしていれば、くだんの美容師のようにせっかく自分についてきてくれた客をないがしろにすることなど無いはずです。
今回の美容師独立あるあるについて、大変勉強になりました。
人は誰しもが慢心してしまう恐れがある。慢心を防止するには様々な経験をし知識を得る必要があること。
自分事と捉え、人生の糧にしていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。