細切れの時間を確保出来たら
みなさんこんにちは。
晩酌相撲です。
今回は細切れの時間の使い方についてです。
仕事や学業の合間のわずかなスキマ時間に勉強するクセができたなら、
その時間をどのように使ったらよいでしょうか?
その答えは「狭い範囲を繰り返し学習する」
です。
ではその理由を掘り下げていきましょう。
まず、スキマ時間は短いものです。これはいうまでもありませんが…。
しかし、この「時間が短い」ということの意味を正確に捉えられる人は意外にも少ないものです。
ですので、まずはこの短い時間の性質を理解することから始めましょう。
その性質とは、
あれもこれもできない
ということです。
それはすなわち、
短い時間の学習が何回にも分けて行う場合は学習する範囲を絞ることが重要である
ということが言えます。
ですので、細切れの時間の学習は「何度も同じ個所を繰り返しやる」が正しいのです。
例えば、全部で10章ある問題集を勉強する場合、細切れの時間でやる箇所は「1章のみ!」と限定します。
細切れの時間が10分×4回あったなら、その40分は全て1章のみやる。しかもそれを1週間などまとまった期間繰り返し続ける。
そうすると力が付きやすくなります。
逆に。
10分×4回をすべて異なる章に費やしてしまったら。
そう。虻蜂取らずです。すべてがあいまいな理解・定着のまま終わるのが関の山です。
このことを例えるのに私はいつも「アニメの主題歌理論」をご紹介しています。
アニメの主題歌は常に「テレビサイズ」です。大抵歌の1番を流します。別の言い方をすれば「1番のみ」流します。
子どもたち(時には大きいお友達も…)は5分ほどある曲のうち、最初の1~2分だけを繰り返し毎週のように聞き取ります。だからアニメの主題歌は早く覚えられるのです。
これがもしも主題歌がいつもいつもフルコーラスで流れていたらどうでしょう?1番だけを流すテレビサイズバージョンと同じくらいの速さで覚えられるでしょうか?フルコーラスが二番まであるとして、テレビサイズ(1番だけ)の二倍の時間で覚えられるでしょうか?
おそらく無理でしょう。
このように、限られた時間が確保でき、覚えるべきことを覚える場合に有効な手段は
覚える場所を限定する
ということなのです。
もしも限定された箇所以外のところを勉強したい場合には、正規の学習機会(会社終わった後とか)に自由にやりましょう!あくまで限られた短時間の学習機会では「学習箇所の限定」が必要なだけで、時間がある程度の長さ確保できるのであれば全く限定を気にする必要はありません。
わずかなスキマ時間、それも細切れに発生するような状況で学習する習慣が身につくというのはとても素晴らしいことです。その時間をぜひ効果のあるものにするためにも、今回の内容を実践してみてください。
皆さんの学習が実りのあるものになることを祈っています。
以上、晩酌相撲でした。