晩酌相撲ブログ

勉強しない子供に親ができるたった一つの事

2020/10/14
 
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塾ってホントに必要?そんな問いをずーっと自分に投げかけてました。塾の社員として14年。全国1位の売上を達成。塾選びについて"どストレート"に語っていきます!

 

こんにちは。

晩酌相撲です。

 

私は先日、こんなツイートをしました。

 

今回は

「勉強しない子供に親ができるたった一つの事」

について書いていきます。

年齢対象は中学生です。

 

結論から言うと

子どもがヘルプを求めてきたら手を差し伸べる
それまでは何もしない(できない)

です。

 

勉強しない=その子の人生の生き方

中学生で

家庭学習を全くしないというお子さんは、世間一般から見ると

・勉強をサボっている

・勉強から逃げている

などと思われてしまいます。

 

しかしそれはちょっと違います。

 

勉強から逃げたりサボったりしているわけではなく、

ただ単純に「勉強しない」という人生を選択しているにすぎません。

 

例えば、サッカー部の人が帰宅部の人に向かって

「あいつはサッカーから逃げている」

とは言いませんよね?

 

それと考え方は同じで、

お子さんは勉強を単純に、しないと決めているだけです。

 

こういったお子さんに

・なぜ勉強しないんだ!

・将来困るぞ!

・行く高校がないぞ!

などと諭しても全く効果はありません。

 

「まあ、そうなんだろうな~」

程度しか入ってこないでしょう。

 

自分が勉強するという行動に出ることと、

勉強しない=あとあと困る

全くの別物なのです。

 

また、勉強は皆がしているからしなければならない

という論理も通じません。

なぜなら、皆がしているかどうかは知らないが、

(意識的、無意識的関係なく)自分が自分で勉強しない生き方を選択している

からです。

 

人を変えることはできない

勉強しない中学生に対しては、たとえ肉親であっても勉強するようにさせることはできません

表面上は机に向かうようになっても、中身が伴いません。

 

※余談ですが、表面上の行動しか起こせない生徒が塾に通うと成績が上がらないどころか下がったりします。
いかに人からやらせられることが無益かを思い知らされます…。

 

世の保護者の方々はあの手この手で子どもに勉強させようと躍起になります。

・脅したり
・泣き落としたり
・だましたり
・モノや金で釣ったり

などなど、手段は枚挙にいとまがありません。

でも、

中学生まで成長したお子さんには、すでに自らの意思で「勉強しない」という人生の選択をしています。

それを外部の人間からの圧力で変えることは大げさですが

自分の精神の死

を意味します。

自分の意思を他人のコントロール下で変えることなどできるはずもありません。

本人が意識下か無意識下かは問いません。

 

助けを求めてきたら心の底から応援する

勉強を全くしない中学生でも、

多くのお子さんは受験間近になると焦りだします。

個人差があることとは思いますが、一般的に子どもの方が期限への焦りを感じにくい傾向にあります。

大人になると「期限を守らない」ことでどれだけの不利益を被るかをこれまでの豊富な経験により知っています。

だから前倒し前倒しでスケジューリングし、行動していきます。

ただ

若年層である子どもはそうはいきません。なんせ人生経験がないのです。

だから、行く高校がなくなるぞ、などと言われても上の空で、それがどういうことなのかを

本当のリアルに、カラーでイメージすることができません。

 

でも

受験が近づいてくる、例えば中3の秋、冬頃になると焦りだします。

周囲が受験モードになっていくためです。

クラスの中で自分だけが勉強していない、周りのみんなが塾に行っている。

そんな自分との違いが心配に拍車をかけます。

リアルに、カラーに先が見えているわけではありませんが、

なんだか焦ります。

これは別の言葉で言えば危機感です。

危機感は初動にはよいモチベーションですが、長続きはしないというデメリットがあります

だから、勉強するという行動に移すのはせいぜい入試の日まででしょう。

 

それでも、子どもがヘルプを求めてきたら、

全力で応援してあげましょう!

間違っても「だから言っただろう!そうなるって!」

などと責めるようなことを言ってはいけません。

 

責めても所詮、入試の日までしか勉強しません。

また、”のど元過ぎれば熱さ忘れる”で高校に入るとこの教訓は忘れます。

 

だから「今後のために」などと思い、あえて叱ろうと思っても決して叱ってはいけません

無意味です。無意味どころか有害です。

お子さんが自分で選択したことについて、気になることがあれば叱るなら叱ってください。

 

まとめ

子どものヘルプ申し出待ち?そんな悠長なことを言ってられるか!!

 

こう思う方も多いかと思います。

しかし

厳しいようですが、これが現実です。

勉強の習慣は、家庭環境が大きくかかわってきます。

 

勉強嫌いの親のもとで育った子供は勉強が好きになることがありません。

言い換えれば、勉強しない人生を選択したお子さんを育て上げたのは、親であるあなたです。

 

別にこれは責めているわけでも何でもありません。

ただ、

中学生にもなった子どもを、親の都合により変えることはできません。

子どもは自分で選択した道を歩むのみです。

でも

必ず助けを求める日が来ます。

その時には全力で応援してあげてください。

 

勉強し始めの頃、お子さんが現実を直視する時も来るでしょう。

「なんでこんなに頑張っているのに成績が上がらないんだ…」

 

そんな時に、初めて言うのです。

「勉強している奴は、中学入学以来3年間、毎日勉強時間を積み上げているんだ。

たかが一ケ月や二か月勉強したくらいで成績が上がるなら、みんなとっくに東大に入っているよ。

だから、目の前の結果に一喜一憂せずに、自分ができることをやりきろう」

と。

 

子どもが頑張りたいと思った時、素直に心底応援してあげられる保護者でいましょうね!!

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