自分の力のなさを認められるかどうか!そこから行動は始まる!
今日は、とある中学2年生と10分くらい話をしました。
当たり前ですが中2生は、来月から受験生と呼ばれる学年になります。
彼の学校成績はダントツ1位で、トップ高校への合格も有力視されています。
周りの大人は彼を「できる子」ともてはやしてやみません。
将来は東大か?医学部か?などと期待を寄せています。
ただ、今回の模試結果が悪すぎた・・・・・・。
これでは下手をすると、トップ高校への合格すらも危うくなります。
原因は明白です。
油断からくる学習量の減少です。
要するに、
「ちょっとくらい勉強しなくても大丈夫だろう」
という甘い気持ちが出てしまい、勉強をせずにゲームに逃げてしまったのです。
そんな彼の潜在能力を知っているからこそ、放っておけず、彼を奮い立たせるため、
話をした、という感じです。
彼の通う中学校は普通の公立中学校です。
そこの生徒は
私立中や国立大附属中のように
入試を突破して通ってきているわけではありません。
そんな中でダントツ1位といっても、当たり前というか、それで調子に乗られても困ります。
難関大学を目指すのであれば!
今日は模試結果を見せながらの話でした。
そして以下の話を彼にしました。
誰もが解ける問題を落としている。
演習量の不足は一目瞭然。
そして、数学の「図形の証明」を理解していない。
自分が理解していない、ということを認められるか?
定期テストで満点取ったら大丈夫、というレベルではないのだよ。
そんなもん、当たり前に満点取らなきゃ。
学校が詳しく授業をしていないのも多少は影響しているかもしれない。
でもそんなことは入試の際には全く考慮されないんだよ。
全ては自分で
入試に合格する準備をしていくんだ。
自分の力のなさを認め、もがき始めるんだ。
これからの1年間、動き続けるんだよ。
部活動なんか言い訳にならないんだよ。
とまあ、こんな感じでした。
彼にこの言葉が届いたかな・・・・・。
言い続けなきゃな。
彼は、冒頭でも言ったように、周囲の大人から「できる人」認定をされてしまっている。
だから、「力のなさを認めるんだ!」なんて言われることなんてないのだと思います。
自分を顧みることができない環境を、周囲の大人は作ってはいけません。
まだまだ14才の子どもなんです。
どんどん成長していかなければならない年頃なんです。
それを、その辺の大人 一個人の小さな基準のなかで
「できる」
と思い、それを本人に伝えられても困ります。
本人が成長する機会を奪ってしまいます。
成長する機会ドロボーです。
そして
彼本人は、自分の力の足りなさ、いや、力のなさを素直に認め
すぐに力をつけるための行動に移すべきです。
上には上がいます。
本当にできる人は、地力はもちろん上ですが、
行動(努力)量はもっと上です。
小さな公立中学校にいると、それを知らない。
自力も、行動量も、上には上がいる。
そんな奴らと戦い、勝たなければいけない。
頑張らなきゃね!
彼なら、できる。
そう思ったから、今日は彼と話をしました。
まあたぶん、また行動が緩む時が来るでしょう。
予想では再来月くらいには甘さが出てくるかと思っています。
そうなったら、また喝入れをするのみです。
子どもへの指導は、子ども自身の意欲低下とのいたちごっこです。
子どもの可能性を信じ、明日も接していきますということで、
今日一日、無事終了です!